ブログトップ

エトブン社 絵草紙 <<espresso ETOBUNSHA>>

エトブン社です。絵と文を描いています。


by etobunsha
プロフィールを見る

全身麻酔と私。<マスイ外伝>

ニューイン宣言していた皆さまに
ほぼ復活宣言をする。
じゃないとね、いつまでも

f0077054_104135.jpg


こうしてるわけにもいくまい。
恋の先輩Tにも言われました。
「別れたオトコはゾンビよ。忘れたころに蘇る」
名言だわ
(Tとの共著、「恋する武勇伝」より。未刊)。

あ、名言の使いどころをまちがえた。

退院から一週間とすこし。
生き急ぐかのようにバタバタしております。
無理するな、といわれるけれど、なんか、なんでも参加したい。

で、週末、ふたつの公演を見ました。
まず、パンフレットにイラストを描かせてもらった
藤間蘭翔さんの日本舞踊公演。
f0077054_11402353.jpg


ライブで観る「鷺娘」、日本舞踊にふさわしい表現じゃないけど力強かった。
ジワッと感動しました。
f0077054_14113664.jpg

クールなシラサギ。美しく、内面は熱い。

うってかわって、きのうはN市の友人mのお誘いで
SOIL&“PIMP”SESSIONSへ。ワンマンを観るのは初。
「踊れないし、飛べないから、一番後ろで壁にもたれかかって聴くわ」宣言
しておりました
が、
踊れずに見れるかい(さすがにジャンプは自重)。
ジャズ!

そんなこんなで今朝起きたら、のどが痛い。
朝ごはんを作ったあと、
パトラッシュ、ボクもう疲れちゃったよ…状態。
ま、食べたら元気になったけど。

そんなこんなで(二回目)ひきこもり療養を卒業。友人たちに出会うよに
なったのです(みんな心配ありがとう)。
するとたいてい聞かれるのが
「全身麻酔てどんなん?」

こればっかりは経験しないとわからない。
ワタシも想像し、
少しおびえました。
手術より麻酔のが心配でした。





ケースバイケースだとは思いますが、
私の友人知人が受けた婦人科の手術では
部分麻酔より、全身麻酔したという話を聞きます(軽い手術でも)。
あ、今、部分麻酔の武勇伝思い出したんだけど
長くなるのでまた今度。

全マ。ワタシの想像はこうでした。

<想像>
かける時。10から逆に数えて…
f0077054_14121444.jpg
徐々に眠る。


起きるときは
f0077054_14123368.jpg
声をかけられてボワワワワアンと
目覚める。
涙の再会。


<実際>
(以下、今元気だから言える、誠にフキンシンな好奇心的感想が続きます。ごめんなさい)

前日、麻酔医の説明がある(やさしい気さくな先生だった)。
夜は睡眠導入剤を飲む(は、はじめての睡眠薬)。
手術担当の看護師さんからも、
なかなか目覚めなかったら声をかけたりしますからね。
手術のあとも、たぶん夜までウトウトすると思いますよ。
とにかくリラックスさせるためにいろいろと説明されました。

当日。
まずは病室で点滴やらボンヤリする薬などを打たれ、
ストレッチャーに乗りました。
(ERみたいだ。イエーイ。とじゃっかん興奮。もちろんココロの中で)

手術台にうつり、なんか色々つけられる。心電図つけますね〜。
血栓予防の靴下はかせますよ〜。
なぜか皆、ワタシが遠くにいるかのごとく語尾に「〜」をつけて話します。

麻酔医のセンセがやってきて、「チクッとしますよ〜」と
麻酔の麻酔(?)的な注射を

背中に打つ。

と言うと、
話を聞いている友人は
だいたいこんな顔(ババの方)をします。
f0077054_1431302.jpg

ねえ、背骨らへんに針だもの。
ありえないでしょう?

しかし、これが、血液検査くらいの「チクッ」。楽勝でした。

その後、だんだんもうろうとしていく中、
執刀医が到着。「N先生が見えましたよ〜」と看護師さんが
言うので見るとN先生が近づいてきて、
私の手を握る。
にぎる?

ま、まさか気を送ってる??(先生は気功をやっている)
と思ったら無性に笑いが込み上げてきて
(笑気ガスは吸っていないぞ)、
ニヤニヤしてたら酸素マスクをかけられました。
おお、手術っぽい。

で、一瞬にしてブラックアウト。

次のシーンは、
「トクナガさんがどーした」「こーした」という夢の中(?)の声が聞こえ…

ハシッ。

目を開けるともう病室。ベッドの上。
なんかわからんが
バラクオバマのごとく勝利者気分で両親と握手をかわし、
なぜか術前と私物の配置が変わっていることを指摘(何を気にしているんだ?)。
続けて母に「今何時?」
(午後4時からはじまり、目覚めたのは午後6時半ころだった)。
声を出すとのどが変。
「のどが痛い」というと横の看護師さんが「管入れてましたからね〜」と。
そ、挿管してたの???
挿管か。ますますERっぽい。上手に入れたのね、誰かが。と感動。

続けて母に、「そこにカメラ入ってるから写真撮って」と指示(エラソーに)。
酸素マスクつけたまま
ピース。

ゆっくり麻酔がかかることもなく、
ボワワワワアンと目覚めることもなく、
睡眠のように時間の経過を感じることもなく、
「おいといて」
みたいに、時間をそっくりと誰かに
持ち去られた気分です。
トクナガさんが持って行ったのかな?

感動の涙。ありません。
両親は早々に帰宅(夕飯作るのめんどくさいねと、寿司だかウナギを食べて帰ったらしい。
ワタシは翌日午後に、やっと「おも湯」)。

その後その夜、
下半身の麻酔が切れる時、
「足動きますか?」と聞かれ、
いいやまだまだだろう、と勝手に思いこみ、
「動かないと思います」なんて言いながら
動かそうとすると…
ごく普通にワシワシと膝が動く。
「あ、動きますね」

するとちょっとだけお腹が痛い?
「じゃあ、痛み止め打ちますよ」





f0077054_14314683.jpg


手術よりも点滴よりも何よりも、
腕に打たれた痛み止めの筋肉注射が、激痛でした。

その後、看護師さんに
「テレビ観ていいですか?」
とリモコンを渡してもらい、日本シリーズを見たのでした。

以上、全身麻酔と私、でした。


そうそう。
全身麻酔におびえたワタクシ。
こそっと友人宛にメッセージをしたためていました
(いくら軽い手術でも、なにがあるかわからんでしょう?)。
遺書ってほどでもないんだけど。
さっき読み返してみたら、
自分で書いたのに、別人が書いたかのように
覚えてない内容だらけ。

各所への伝言につづいて、なぜか、今後やりたいことを書き、
さらになぜか最後に

「私には嫌いな人はいない、嫌いな生き物もいない」

と締めていました。

なんなの?これ?

して、

トクナガさんて、
誰?
[PR]
Commented by tomi at 2009-11-25 09:43 x
完全復活…?
退院 おめでとうございます!!
いやぁ~痛いですよ、全麻(笑)
私の全麻体験…
術後、目覚められず頭を軽く持ち上げて医者が一発平手打ち。
ガタンと看護師さんの手から頭が落ちた感覚で目覚め、ぽゎぁぁぁとした意識の中で見た物は…
2発目 グー で起こそうとしていた医者のコブシ!!
「あ、起きた」とコブシは下げられましたけど…。
その後、傷の痛みで平手打ちの痛みは分かりませんでした(@@;)

“4合わせ(幸せ) サンタ”(勝手に名ずけてます)のポストカード
主人からもらいました。ありがとうございますm(_ _)m
早速 今年のX'masデコに加えます!!

この次より tomi でコメントしますね。
Commented by etobunsha at 2009-11-26 11:00
ありがとうございます!
おっと、麻酔先輩だったのですね。目覚めないと顔張られるのか!!
グー手前で目覚めてよかった…(いや、ビンタもありえんですが)。

「4合わせサンタ」!すてき。初めて言われましたよ。
なんだか薬師寺住職の説法みたいに深みが出ましたわ。
たまに「この絵の意味は?」(意味はありません)なんて
聞かれるので、エピソードとして添えたいです。
tomiさん、これからもよろしく〜
by etobunsha | 2009-11-23 14:42 | お月さまに聞いてくれ | Comments(2)