星を描く。
2009年 12月 13日
今日は「星」を見てきた話。せつなくて、楽しかった。
日々流れるようにいろんなお仕事してきたけれど、
なかには、「今思い返しても、あれは良かったなあ」と
ハンスウしちゃう思い入れの強い仕事があります。
そのひとつが道内の新聞社が出している小冊子、2007年7月号。
企画、文章、イラストで参加。
この小冊子は料理特集がほとんどなんだけど、
この年、デザイナーのFとワタシの願いが通じて「星」企画が通りました。
「ペコちゃん(Fは私をこう呼ぶ)星、通ったよ」
やったね、Fちゃん。 でも、
「さ、たいへんなことになった。がんばろう」と、ふたり。
うん、イレギュラーなことって、なにかと努力が必要なのだ。
ワタシの担当ページでは札幌市青少年科学館 天文係さんに協力していただきました。
いやあ………、完成まで、ホントに、
うんうん、がんばった
(天文係さん、ほんとうにありがとうです)。
「読者の評判いいらしいよ」と聞いたときは、ふたりで泣いて海岸を走ったっけ(嘘)。
でもじっさい、今まで何冊も制作に関わったけど、
完成後の「ヤッター」感で心の第一位はコレ。
このときの縁で、今年
この「ガメラ2」コラムも描くことができました。
で、きょうは、そのお世話になりっぱなしの科学館に行ってきました。
後輩B先輩とふたりでプラネタリウム祭を楽しもうと。
ひさびさに新さっぽろ駅の「天国へのエスカレーター」を上りました
(地下鉄から地上に出るエスカレータが、とにかく長いのだ)。
見たプログラムは、大人が楽しめる星座の話(星座のはじまりと季節の星空の話)と
円山動物園の協力で贈る「星空動物園」のふたつ。
待ってる間に星座おみくじを引いてみる。
牡牛座…小吉だ。でも「磨けば光る。未来に希望を持て」だって。
うれしいわ。磨くぞ。
B先輩の牡羊座をのぞくと…中吉。負けた!
でも「ジンギスカンにはビールだね」とのアドバイスが書いてある。
「これ、どこに結べばいいんですか!!」
とB先輩。
迷惑行為になるから持って帰りなさい。
さいしょの星座のお話。天文係氏の声がとても良いぞ。
プロのナレーターのよう。
でね、ひさびさのプラネタリウムで、真っ暗&満点の星空。
なんか来ました。心に。なんかため息。
あれか?人肌恋しい…まちがった。
人恋しい季節だからかしら?
ふしぎ発見的な話もワタシ好み。
ほほう、1万5千年前のラスコーの壁画に我が牡牛座が描かれているのか。
なんて思っていたら、横でB先輩意識喪失。あ、あんた、疲れすぎだから。
やがてクリスマスソングと星空。横には熟睡の後輩B先輩。
はああああ。
なんか切なくなってきちゃった。星ってセンチメンタル。
アルファ波出しつつ、次は星空動物園。子どもたちもいっぱい。
で、さっきまでのセンチメンタルが吹っ飛びました。
どんな内容かというと、
来週もあるのでネタバレはいっさいナシさ。
ネタバレしたくないほど、面白かったの。
面白ついでにもうひとつ。
ドクターフィッシュ(ガラ・ルファ)につつかれまくり。
角質とられまくりのワタクシ。
コツメカワウソ家族と
握手。
水かきのついた前足は、ほどよくシットリ。
プラネタリウムに行ったら、サンピアザ水族館もね。
そして、生き物に触ったら、手を洗おう。
今、B先輩からメール。
「コツメかわいかったですね。
次回プラネタリウム見る時は、睡眠を十分とった上で
見ようと思います」
いいぞ!後輩B先輩!!
カワウソ家族も応援しているぞ。
プラネタリウム祭は19日(土)・20日(日)も開催しているぞ。
たまには星空と遊ぼう。
by etobunsha
| 2009-12-13 23:01
| エトブン社の絵